ジ アウトレット北九州開業

2017年末に閉園した北九州市八幡東区のテーマパーク「スペースワールド」跡地に28日、アウトレットモールを核とした大型商業施設「ジ アウトレット北九州」が開業し、初日から大勢の客でにぎわった。

施設はイオンモール(千葉市)が整備した。延べ床面積は約5万7000平方メートルで、約4500台分の駐車場を備える。国内外のブランドの衣料品やアクセサリー、家具、アウトドア用品などを取り扱う店舗のほか、飲食店や体験型の英語学習施設など計約170のテナントが入居する。

この日は、午前9時の開業前から約2800人の客が待機。オープニング式典で、同社の岩村康次社長や北橋健治市長らによるテープカットが行われた後、若者から高齢者まで幅広い世代の客が続々と入場し、目当ての店に向かった。

式典後に施設内で記者会見を開いた岩村社長は「地域活性化の一助となるように、市や地元商店街とも協力し、観光客や修学旅行の誘致強化にも取り組みたい」と語った。

「ジ アウトレット」としては、18年開業の広島に続いて全国2か所目で、年間800万人の来場を目標に掲げている。

ららぽーと福岡オープン! 盛況、初日一部入場制限も

福岡市博多区の大型商業施設「ららぽーと福岡」が25日、オープンした。開店初日は多くの買い物客が詰めかけ、一部エリアが入場制限となるほどの盛況ぶりだった。売り上げは年間400億円を目標にしている。

JR竹下駅近くの青果市場跡地で、地上5階~地下1階建てのモール棟などがあり、九州初出店の57店を含む計222店が入る。7月末には子ども向け職業体験テーマパーク「キッザニア福岡」も開業する予定だ。

ららぽーとは、三井不動産が首都圏を中心に展開しており、九州・山口では初出店となった。福岡では、陸上トラックなど九つの広場を設けたのが特徴で、担当者は「屋外施設が充実し、コロナ禍に適した施設で、地域の人に活用され、街の一部となる施設にしたい」と話していた。