「ホーバークラフト」大分市―大分空港の定期便「3月の就航に向けて調整」…事故で中断の操縦訓練再開

大分県・別府湾を周遊するホーバークラフトの運航会社「大分第一ホーバードライブ」(大分市)は12日、6度目の事故で中断していた操縦訓練を再開した。運休していた周遊便も15日から再開させる予定で、大分市と大分空港(大分県国東市)を結ぶ定期便は、3月中の就航を目指す。

事故は8日の訓練中に発生。同市の発着場で、船体が風にあおられて艇庫入り口付近の緩衝材に接触し、左舷を損傷した。同社は訓練を中止し、周遊便も運休した。同社によると、10日に九州運輸局の臨時検査に合格し、試運転でも問題がなかったため、訓練を再開した。同社の小田典史社長は12日の記者会見で、定期便について月内に九州運輸局の安全確認検査を受けるとし、「3月の就航に向けて調整している」と明かした。